畜産近代化リース協会/JPLA

これまで実施した調査研究課題

1.畜産関係

鶏卵用クラックチェッカーの開発(平成6〜8年度)

 人手により行われている洗卵選別機の卵のクラック(ひび)の検査を自動化するための装置の開発

乳用牛群検定効率化システムの確立(平成7〜9年度)

 多頭飼育に伴う乳用牛群の泌乳能力の検定作業の効率化を図るためのデータ読取装置等の開発

0.25mlクリーンストロー管自動製造装置の開発(平成8〜10年度)

 国際基準となっている0.25mlクリーンストロー管を大量、安価に製造できる装置の開発

食鶏腿肉の自動筋入れシステムの開発(平成8〜10年度)

 自動脱骨機に腿肉を渡す前処理として人手により行われている筋入れ作業を機械化する装置の開発

GPマシンの安全衛生対策の研究開発(平成10年度)

 GPマシン(洗卵選別機)のサルモネラ菌対策としてブラシに代わる殺菌、除菌効果を高めた洗卵、

乾燥装置の開発

卵殻の資源回収と再利用に関する調査研究(平成10〜13年度)

 卵殻は外殻と内膜の分離が困難なため産業廃棄物として処理されているので、卵殻を資源化するために

外殻と内膜を低コストで分離できる機器の開発

鶏腿肉の全自動腿肉脱骨装置の開発(平成12〜13年度)

 筋入れ、脱骨、骨肉最終分離カットを自動化し、装置内に組み込むことにより、脱骨が全自動化され、

低温化での脱骨処理、人手による製品汚染の防止、省力効果によるコストダウンを実現する装置の開発

新型マィクロマニピュレータの開発(平成11〜13年度)

 現在、使用されているマイクロマニピュレータは、操作が困難であることから、容易に操作できるマイ

クロマニピュレータの開発

自動搾乳システムのメンテナンスの自動化(平成12〜14年度)

 自動搾乳システムが故障した場合、故障個所と修繕の方法を画面に表示でき、同時に、販売業者のサー

ビス拠点に故障修繕等のメンテナンスについて情報が通知できる装置の開発

吊り姿勢による豚腕・腿肉脱骨システムの開発(平成15〜17年度)

現在、人手の作業に依っているまな板上の解体作業を吊り姿勢による補助装置を用いた人手作業に変え

ることを目的とし、実用化が可能な装置を人手工程の代わりに導入し、労働負荷の軽減、製品汚染の防止

等の省力化を図る一連の連続した豚脱骨システムを開発

被牽引作業用アシスト式クローラの開発(平成15〜17年度)

 自給率の向上を図るため、我が国に多く存在する傾斜地の有効利用を目的とし、傾斜地でも安全に作業

できる効率的なアシスト機能・ブレーキ機能・水平制御装置等を有する被牽引型作業機を開発

繋ぎ飼い酪農の経営管理システムの開発(平成15〜17年度)

 我が国の繋ぎ飼い酪農家は全体の70%を占めており、家族経営が多いこともあり、飼養頭数増加に伴う

監視業務が困難となっており、牛舎内環境の最適保持、高品質牛乳の生産等、酪農経営基盤強化に資

する搾乳・貯乳機器、牛舎内温度の監視・警報システムを開発

個体識別装置を用いた家畜自動体重計及び背線高測定装置の開発(平成15〜17年度)

 牛の発育指針となる体重・体高測定は、1頭ごとに牛を保持、個体識別し、手計測・手記入するため、

作業が煩雑で多くの時間と労力を要する。1頭ごとに牛を保持しなくても誘導柵に牛が誘導されると個体

識別が行われ、体重・背線高は自動的に測定、記録され、作業に要する労力、測定時間縮小伴う省力化を

推進する個体識別装置に測定装置(背線高測定装置・自動体重計)を連結・ユニット化した装置を開発

細断型ロールベーラーを利用した粗飼料生産トータルシステムの開発(平成18〜20年度)

 細断型ロールベーラーを利用した粗飼料生産トータルシステムを構築するための、細断型ロールベーラ

ーへの自動定量供給装置及び形成したラップベールの自動計量搬送装置を開発

バルククーラー予備冷却システムの開発(平成18〜20年度)

 バルククーラーへの冷却負担を軽減するとともに、畜産物の安全性(急速冷却による高品質乳の生産)

を確保するための、効率的な急速冷却が可能な新たなバルククーラー予備冷却装置を開発

豚ロースばら新除骨システムの開発(平成18〜20年度)

 豚ロースばら部位の除骨の効率化・自動化・省人化・衛生面の向上・トレーサビリティを確保することで、最終的に豚部分肉処理加工室全体の合理化を図るための、豚ロースばら新除骨システムを開発

食品残さリキッド飼料製造装置の開発及び国産リキッドフィーディングシステムの開発(平成21〜23年度)

 食品残さを活用した安全・高品質なエコフィード(食品循環資源利用飼料)製造装置及びエコフィードにも対応可能な国産リキッドフィーディングシステムを開発し、これを広く普及させることにより安全・安心な国産畜産物の供給及び飼料生産コストの削減による畜産経営の体力強化を図る。

飼料給与管理省力化技術の開発(平成24年度)

 牛の行動生理に配慮し飼料給与管理の省力化を図ることを目的に試作開発した自動餌寄せ機を活用して、効果の検証・確認を行うとともに、当該機械を活用した飼料給与管理システムの技術指針を整備する。

牛群健康管理省力化モニタリング技術の開発(平成25〜26年度)

 牛群の健康管理の効率化を図ることを目的に開発・改良した牛のルーメン機能のリモートセンサー装置による牛群のモニタリング情報の収集・解析システム技術を応用し、牛飼養管理の生産性向上を確認・検証するとともに、当該技術の活用指針を策定する。

食鶏処理工程の集中監視システム導入による食鶏処理省力化・効率化技術の開発(平成26年度)

 食鶏もも肉脱骨処理の複数ラインの稼働状況を集中的に監視することを目的に開発・改良した監視・点検システムを応用し、食鶏処理の省力化・効率化効果を確認・検証するとともに、当該技術の活用指針を策定する。

微生物環境制御型脱臭システムの効果確認実証試験(平成27〜28年度)

 微生物環境制御型脱臭システムの性能調査を行い、適応範囲を把握する。さらに堆肥化施設から発生する悪臭ガスのアンモニア濃度や粉じんを調査し、開発機の適応性を把握することで、システムの導入・実用化についての技術指針を策定する。

畜産経営における消臭ガス噴射方式の脱臭装置の効果実証試験(平成29年度)

 畜産経営における畜舎、堆肥舎等の臭気軽減・消臭のため、簡易で導入が容易な消臭ガス噴霧方式による気化脱臭装置について、効果効能を確認し、より効率的な誘引ファン等関連機器の組合せを検証する。

センシング技術を用いた子牛疾病の早期発見システムの開発(平成30年度)

 子牛の疾病の早期発見のため、子牛へ行動センサーを装着(頸部)し、行動量と健康状態(疾病)の関係性等を調査し、疾病発見ロジックによる疾病検知の可能性を検証する。

2.馬事関係

馬の調教におけるテントドーム型覆馬場の活用について(平成24年度〜令和元年度)

 フットサルやテニスの屋内競技場用として近年注目を浴びているテント生地を使用した我が国初のテン

トドーム型覆馬場(室内馬場)について、馬の調教における活用に関して、建設コスト、ランニングコスト、馬の調教効果等を検証するための調査研究を行った。
 また、併せて、近年、室内馬場用として欧州で使用され始めた砂(テイエムグランドサンド=石英を細

かく砕いた砂)について、最適な水分含量等馬場砂としての使用方法等に関して調査研究を行った。
 

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