畜産近代化リース協会は、個人利用のための畜産関係施設及び乗馬施設の貸付け等
を通じ、畜産経営の近代化と体質強化を図るとともに、乗馬の普及を促進することを
目的として、昭和50年6月に民法に基づく財団法人として設立されました。
主要な事業である貸付事業については、当初の酪農家に対する生乳冷却貯蔵施設及
び農業開発公社等に対する草地造成用機械施設から各種の自給飼料生産利用施設、家
畜家きん飼養管理施設、更には食肉処理施設等の家畜畜産物流通施設まで、漸次貸付
対象を拡充し、また、平成3年度からは地方競馬の振興を図るため、地方競馬の主催
者等に対してトータリゼータシステムの構築等その近代化に必要な機械施設の貸付け
を開始するなど、内容の充実を図ってきました。平成27年度からは畜産施設貸付にお
いて、国等の補助付きリースをメニューに加え、搾乳ロボット等先進技術を活用した
機械施設の貸付けが伸びています。現在までに累計で、約7万2千件、2,634億円
(R4.3.31現在)の貸付けを行っています。
当協会は、新公益法人制度に対応し、平成25年4月1日付けで公益法人認定法に基づ
く公益財団法人に移行しました。
現在、当協会が実施している事業は、畜産農家等の経営の近代化及び経営体質の強
化を図るための畜産関係施設貸付事業、乗馬の普及により乗馬というスポーツを通じ
て国民の心身の健全な発展に寄与するための乗馬施設貸付事業、地方競馬の振興を図
るための地方競馬用施設貸付事業並びに貸付事業と相まって畜産及び馬事の振興を図
るための調査研究事業及び馬事・畜産活性化推進事業で、すべての事業が公益目的事
業に認定されています。
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